安易なミスを、大量に。

そこそこ勉強する。

塾もちゃんと行く。

宿題もちゃんとやる。

そもそも真面目だ。

でも、良い点を取れない生徒がいる。


その時、ほとんどのご家庭が、指導者が、

その原因を、「勉強不足だ」と判断します。


しかし。

毎日ちゃんと学校に行き、授業も聞き、宿題もし、

塾もそれなりに行く。

そんな子供の勉強量が、「不足」なんてことは、ありえないのです。




彼らの、「良い点が取れない」原因は、ただ一つ。

「ミスをする」からです。





一桁の足し算・引き算で間違える。

問題を読み違えて、聞かれていないことを答えてしまう。

公式の覚え違いをしてしまう。

「本文から抜き出して書く」問題で、漢字を写し間違える。

三単現のsや、aやtheを付け忘れる。





そんなミスは、誰にでもあるでしょう。

「ああ、本当だったら出来たのに」

と頭を抱えてしまうような、そんなミスは。



でも、それは、制限時間のあるテストなんかで、

焦ってしまっている時。



じっくり落ち着いてやれる状況で、

こういうミスをする人は、少ない筈です。




しかし。

今の、「真面目だけど良い点を取れない」生徒は、

これをやるのです。




どれだけ時間を与えて、どれだけ見直しの機会を与えても、

彼らは、必ずミスをします。

凄まじく単純なミスを、凄まじく大量に。



信じられないことですが、

それは受験直前の中学3年生でも同じ。




とにかくイージーなミスを、

ただひたすら繰り返し続けるのです。





そしてそういう生徒に対して、

どれだけ適切なアドバイスをしようが、どれだけ厳しく叱ろうが、

そしてどれだけ勉強をさせようが、

彼らはやはり、同じことをします。



安易なミスを、大量に。





これは、勉強量の問題ではないのです。

そもそも、中学生までの範囲で、

理解しなければならない箇所、暗記しなければならない箇所、

ともに、それほど多くはありません。

勉強量は、十分に足りているのです。




むしろ、逆です。

勉強量を増やすことで、

彼らの解答はますます粗くなり、

結果、ミスの数は加速度的に増えて行ってしまっているのです。





ご家庭にはまず、この現状を認識していただきたいのです。

真面目な子供の得点が伸びない、その理由は。




頭が悪いからではない。

勉強量が足りないからでもない。




ただただ、

凄まじく安易なミスを、

凄まじく大量にするから。



それだけなのです。





















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